vol.4競輪のレース、上から見るか？横から見るか？

今回は、競輪のレースをどこから見ていますか？どこから見たいですか？……というお話。

当然、ゴールの瞬間は見たいはず。しかし着順まで自分の目で見極めたいとなると、1センターや2センターのサイドでは難しくなります。ホームかバックがベターとなりますが、ゴール線に近いほうが見やすい。結果、ホーム周辺に人が集まるのは自然なことでしょう。

ホーム側で目の前に障害物がない場所ということで、2階や3階が特別観覧席となっている場が多く、審判室、実況室、記者室などもその付近にあるのが一般的です。
それらよりもゴール線に向かってやや右ないし右上にカメラブースがある場がほとんどなのは、レース中継やダイジェストの映像を見ていればおわかりかと。あの辺りからのアングルで見慣れているからか、本場へ行ってもゴール線に向かってやや右側の場所で見てしまいがちという人もいるかもしれません。

でも、折角本場へ行くなら、いつもと違うアングルで見てみませんか？

自分の場合はゴール線真横が基本です。着順をこの目で見極めたいから。
このコラムvol.1でも書きましたが、取手競輪場へ行った際はゴール線真横2階のポリカーボネート板に隙間が開いているので、そこからガン見しています。直前まで4角から突っ込んでくる選手たちの迫力を存分に浴びた後、ガン見です。

立川競輪場の場合は、4角から突っ込んで直線をもがく選手の迫力をもっと感じたいので、ゴール線に向かって左のほうで観戦しがちです。ゴールを後ろから見ることになり、それだと着順はわかりづらくなります。しかし見上げればモニターがあるので、すぐにスロー映像を確認できます。

ちなみに本命サイドの車券を買っているときは基本的にゴール線横ですが、穴目の車券を買っているときはあえて4角のほうで観ることがあります。
自分の目で着を見てもわかりづらく「もしかして!?」となった後、モニターを確認しに行って「よーーーーしっ！」となりたいから。

本命の場合は確実に仕留めたく、「もしかして!?」という要素はいらないからゴール線横で。穴目の場合は広く買っているので「もしかして、高め!?」の可能性を残したい。だから4角のほうに行って、あえて着順を見づらくするというわけです。

そういえば高松競輪場や小松島競輪場のレース中継やダイジェストを見たことがありますか？
この2場は（過去には高知競輪場も）バンク中央に建っている鉄塔にカメラが設置されていて、グルグルッと回りながら選手を追って行く映像になっています。

正直、パッと見ではどこを走っているのかわかりづらく、ゴールまでの距離も感覚で伝わってこないのですが、着順はかなり見やすいです。ずっと見ていると目が回ることもあるのですが、そのカメラと同じ場所で見てみたいという欲望には駆られます。

バンクの中央に観戦タワーみたいなものを建て、その最上部を展望台のようにして、レースを観戦できるようにしてもらいたい……あぁ、でも、回廊状の展望台みたいにしてしまうと逆サイドに行ったとき、見えなくなってしまうのか……いや、わかった！

VRにするっていうのはどうでしょうか？

今建っている塔の上部に360度カメラか何かを設置すればライブでVR映像を流すのは可能じゃないのですか？
vntkgはVRの技術力が高いと聞いていますので、協力して作ってみませんか？

……ん!?　いや、VRにしたところで、走っている選手をずっと追っていたら、今のレース中継となんら変わらないか。意味ねー！

それなら選手のメットに取り付けた小型カメラでのライブ配信を希望します！
競りになるレースで番手の取り合いをしている横を捲る選手目線の映像とか見たいです！
お願い！偉い人！！